ここ数年で男性の脱毛需要が飛躍的に伸びています。こちらの【創業8周年／男性専門の美容クリニックで働く看護師253名に聞く】“現役の看護師”からみた「男性美容」の実態、とは？】記事では、男性の患者さまは来院数が100倍以上。また、脱毛需要と共に40歳以上のVIO脱毛も伸びています。その証拠として、ミドル世代が注目する介護脱毛とは？によると、VIO脱毛を契約した患者さまは、12年間で68倍にも増えています。

私の簡単なプロフィールになります！

出身は東京都で、育ちは神奈川県で20年、現在は北海道に移住生活。

神奈川県の病院でオペ看として勤務。年功序列やサービス残業、低賃金など嫌気がさして脱毛クリニックに転職。脱毛クリニックでの勤務年数は5年以上となり、施術者の傍ら新人指導やマネジメントなども行ってます。年間で2500件以上の施術実績と経験と知識を兼ね備えてます。

さて、今回は介護脱毛に関するメリットやデメリットについて、施術者からの視点も踏まえながら紹介していきますね！

目次

１．介護脱毛とは？

２．介護脱毛のメリット

３．介護脱毛のデメリット

４．まとめ

１．介護脱毛とは？

将来、自分が介護されることを想定して、事前にVIO（デリケートゾーン）の毛を処理することで、介護者の負担軽減や自身のVIOを清潔に保つこと。

２．介護脱毛のメリット

２－１　肌トラブルの防止

毛が無くなることで、排泄介助がしやすくなり、陰部を清潔に保つことができます。毛があると、排泄物の拭き残しが多くなり、赤みや痒みなどの肌トラブルを引き起こします。排便したあと、おしりふきで肛門周囲を拭き取ったとしても、毛に絡んだ便まで綺麗に拭き取ることは難しいです。

実際に施術を受けに来られる若い世代でも、肌トラブルは多いです。高齢者になると、免疫力やセルフケア能力が低下するので、より肌トラブルを引き起きやすいです。

病院や介護施設にいる高齢者をみると、人手不足で一人にかけられる時間は限られているので、事細かなケアまで行えていません。寝たきりの人ほど、排泄物を自分で処理できず、肌トラブルが多くあります。今後も高齢化の進行による、人手不足で手がまわらず、ケアの質が低下することもありえます。

よって毛がないことで、皮膚に付着した排泄物を綺麗に拭き取ることができ、陰部を清潔に保つことができます。

２－２　臭いの軽減

VIOの毛が無くなることで、蒸れが減り臭いが軽減します。陰部が蒸れることで、雑菌が繁殖して匂いを引き起こします。例えば、梅雨の満員電車内を想像してみてください。閉鎖された空間に、大勢の人間がいることで高温多湿となります。そこは空気の流れが悪くなり、臭いがこもります。VIOも同じです。「下着＝電車」で「毛＝大勢の人間」と考えれば、高温多湿となり臭いが発生します。VIOの毛がなくなることで、湿度が減り雑菌の繫殖が抑えられて、臭いが軽減されます。

施術者からしても、梅雨時のVIO脱毛は特に不快感があります。蒸れた臭いは最悪ですね(笑)

２－３　恥ずかしさの軽減

処理のされていない毛を他人に見られるのは恥ずかしいかと。他人に堂々と見せるような、部位ではありませんから。もし、好きな人と夜の営みをするときは、しっかりムダ毛処理をしますよね？ムダ毛があることで、恥ずかしい思い出に、、、。見せない部位だからこそ、ムダ毛処理はしておきたいところ。ただでさえ、陰部を見れるのは恥ずかしいのに、排泄介助で毛に付着した便を見られるは、もっと恥ずかしい。無造作に生えた毛より、処理のされた毛の方が、恥ずかしさは減ります。

２－４　介護者の負担軽減

病気や筋力低下などによって、ベッドから起き上がることができない、高齢者の排泄処理は重労働です。超高齢社会に日本では、4人に１人は65歳以上。年々、介護者の負担は増え続けています。毛が処理されていると、清拭時間の短縮や何回も陰部を拭く必要がなくなります。

こちらの記事（【介護従事者も将来に備えてVIO脱毛をしたい？】介護士・看護師が考える介護脱毛のメリットが明らかに！）によると、介護現場で働くスタッフからも同じようなよう意見があがっています。

よって、陰部を何回も拭いたり、拭かれたりすることが減り、お互いのストレスや身体的負担の軽減にも繋がります。

ケアする側は羞恥心に配慮しますが、ケアを受ける側はＶＩＯを何回も拭かれるのって嫌ですよね。

３．介護脱毛のデメリット

３－１　痛みを伴う

毛か濃いところほど、痛みも強くなります。エステと比べて医療脱毛の方がパワーが強く、短期間で脱毛効果を実感できます。過去に何百人と施術を行ってきましたが、誰一人として「痛くない」という人はいませんでした。逆に痛くないという人がいたら、こっちがビビりますね(笑)

痛みに弱い人は麻酔を使用することで、痛みを軽減することできます。

３－２　他人から注目されやすい

脱毛といえば、女性や若い世代のイメージ。介護脱毛となると、40～50歳以上の介護を見据えた人たちになります。介護脱毛が増えているとはいえ、VIOがツルツルな人を見ると、気になりますよね？温泉に入るとき、周りの人達は毛があるのに、自分だけ毛が無いのは恥ずかしい、、、。そんな人には、IラインとOラインの毛を全て脱毛、Vラインは形を整えると良いでしょう。不要な毛をなくすことで、清潔感を保ちながら恥ずかしさを減らすことができます。

個人的には、モジャモジャな毛の状態で湯船に浸かるのか！？逆に不潔じゃん！って思っちゃいますね(笑)

３－３　費用が数万円かかる

1回の脱毛で、VIOの毛を無くすには不可能。脱毛効果を1回で約10％になります。そのため脱毛を5回受けることで、毛の量を半分程度にできます。費用は5回で約10万円。ご家庭を持っていたり、まとまったお金を準備できない場合は、医療ローン（分割払い）を組むと、月々3000～5000円に抑えられます。

ご自身のVIOの毛を見てみてください。月5000円の支払いで、毛の量を半分にすることができ、清潔感を手にすることできる！と思えば、お財布への負担も減りますね。

３－４　無くした毛を元に戻せない

先ほどの説明でも、1回でツルツルなることはありません。ですが、繰り返し脱毛をすると、毛の量は半分以下にないります。毛がないことで、恥ずかしいと思う人もいるかと思います。そんな人には、2回ほど全部の毛を脱毛して、3回目以降にデザインで毛を残す方法です。全体の毛を減らしつつ、形を整えらえるので、これらなら恥ずかしくないですね。

意外と毛が無いってかなり快適ですよ！脱毛を受ける前は、「毛が無いのは恥ずかしい」と言って人も、1回脱毛を受けると、「やっぱり無い方が快適で良い！」ってなるパターンがよくあります。

私は無い方が楽ですけどね！

まとめ

１．介護脱毛とは？

将来、自分が介護されることを想定して、事前にVIO（デリケートゾーン）の毛を処理することで、介護者の負担軽減や自身VIOを清潔に保つこと。

２．介護脱毛のメリット

　２－１　肌トラブルの軽減

　２－２　臭いの軽減

　２－３　恥ずかしさの軽減

　２－４　介護者の負担軽減

３．介護脱毛のデメリット

　３－１　痛みを伴う

　３－２　他人から注目されやすい

　３－３　費用が数万円かかる

　３－４　無くした毛を元に戻せない

いかがでしたか？自分が介護をされる未来は、あまり実感がわきませんよね。ただ、少子高齢化は現在も進行しています。若い世代が高齢者を支える、構図は簡単には変えられません。

ほとんど人は、「人のお世話になりたくない、介護されたくない」という思いはあります。私も同じです。介護を受けるにしても、配慮はしたいし、できる限り健康でいたい。

そんな、自身の将来の一部に「介護脱毛」という、存在を知っていただけたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

では、またお会いしましょう！